ブログコーナーでは個人的に素晴らしいと思った京都のステキな神社仏閣を紹介していきます。
今回は、東寺です。新幹線から見える五重の塔は、テレビドラマなどでもよく出ることから京都の顔となっていますね。豆知識として、京都にある五重の塔の中で一番高いのです。(醍醐寺・仁和寺・八坂の塔・東寺)
東寺は、平安京遷都の時より羅城門をはさみ西寺と共に都を守護するように創建されました。
東寺の本名は、真言宗総本山 教王護国寺と言いまして、国家鎮護の為に官寺として建立されました。
ここでもう少し掘り下げていくと、さらに正式名として「金光明四天王教王護国寺秘密伝法院」と「弥勒八幡山総持普賢院」の2つの名称があるらしいです。
遣唐使により帰国した「空海」が嵯峨天皇から東寺を賜り、真言宗総本山となりました。(823年)
この時代は比叡山延暦寺の最澄(天台宗)と共に日本仏教界のツートップでした。
そして、京都のお寺の中で東寺のように伽藍配置されているところは少なく、中でも講堂の立体曼荼羅はここでしか見られないのではないでしょうか。
ご本尊は、金堂の中にある薬師如来様で脇侍に日光・月光が配置されて「薬師三尊」となります。
京都駅に近く、敷地も広く、駐車場も完備されているので電車でも車でも行きやすく、弘法様(空海)の教えを今に伝える真言宗の根本道場でもあります。
また、東寺の空海と西寺の守敏は、御所(今の神泉苑)にて雨乞いの儀式を行い空海が勝利し、負けた守敏の西寺はその後衰退していったといわれています。
空海の法力は、この時より全国に知れ渡るところとなりました。
現在もなおその人気は衰えることがありません。
四国のお遍路さんは、その最たる例の一つですね。
あと、毎月21日に「弘法さん」と言う市が開かれています。
かなりの店数でいろんなものが売られているので面白いですよ。
因みに25日は、北野天満宮で「天神さん」と言う市が開かれています。
こちらも負けず劣らず面白い物が沢山並べられています。