お寺には「御本尊」と言う仏像が必ず存在します。 その仏像には大きく分けて４つに分類できます。

  1. 如来ー悟りを開いて、人々を導く
  2. 菩薩ー悟りを開く前で、人々の救済をする
  3. 明王ー邪気・煩悩を打ち、仏法を守る
  4. 天部ーインドの神が仏教化、仏を守護

２「菩薩」様は、頭上に「冠（化仏）」を載せ装飾や衣装をまとい、手に宝珠を持つのが見た目の特徴ですね。

  • 観音菩薩ー「観音」さまの基本形で色々と変化します。現世利益・慈悲の仏さまであります。「補陀落山」と言う南方の海上にある所に住むとされています。「阿弥陀如来」さまの右脇侍に配されています。そして変化を一部紹介しますと「十一面観音菩薩」「千手観音菩薩」「如意輪観音菩薩」などです。
  • 文殊菩薩ー仏の智慧を表す菩薩さま。「普賢菩薩」さまと共に「釈迦如来」さまの脇侍に配されます。
  • 普賢菩薩ー行をする者を救う菩薩さま。「文殊菩薩」さまと共に「釈迦如来」さまの脇侍に配されます。
  • 日光菩薩ー日の光であまたを照らす。「月光菩薩」さまと共に「薬師如来」さまの左脇侍に配されています。
  • 月光菩薩ー暗闇の中でも月の光で導く。「日光菩薩」さまと共に「薬師如来」さまの右脇侍に配されています。
  • 勢至菩薩ー智慧を表す菩薩さま。「観音菩薩」さまと共に「阿弥陀如来」さまの左脇侍に配されています。
  • 弥勒菩薩ー56億7千万年後の未来に如来として世を救うために現われる。現在は修行中。
  • 地蔵菩薩ー大地の守り神。子供の守り神。冥府の救済者とも言われています。
  • 虚空蔵菩薩ー密教系のお寺にいます。無限の智慧を表します。

「菩薩」さまのほとんどが「如来」さまの脇侍にいて「○○三尊像」と呼ばれ、「如来」さまを補佐しています。