お寺には「御本尊」と言う仏像が必ず存在します。 その仏像には大きく分けて4つに分類できます。

  1. 如来ー悟りを開いて、人々を導く
  2. 菩薩ー悟りを開く前で、人々の救済をする
  3. 明王ー邪気・煩悩を打ち、仏法を守る
  4. 天部ーインドの神が仏教化、仏を守護

3.「明王」様は真言宗・天台宗などの「密教」のお寺に祭られています。お顔は「憤怒」の形相で、仏教に反するものから腕ずくで守るのが「明王」さまです。また「如来」様が姿を変えて戦闘態勢をとるお姿であると言われています。

  • 不動明王ー明王の中で中心的な存在です。憤怒の形相で「仏法」を守護する。
  • 降三世明王ー三つの世界(過去・現在・未来)を収める明王さま。「大日如来」の化身であると言われています。
  • 軍茶利明王ー疫病から守ってくれる明王さま。
  • 大威徳明王ー悪鬼・死神から守ってくれる明王さま。「阿弥陀如来・文殊菩薩」の化身であると言われています。
  • 金剛夜叉明王ーあらゆる敵から仏法を守る力自慢。

これら5つの明王を「五大明王」と呼び、後背に「迦楼羅」とよばれる烈火にて「煩悩・邪気」を焼き払うとされています。

あと「孔雀明王」を紹介します。

孔雀は毒蛇をも食べる鳥として知られています。

仏教での毒とは(貪り・嗔り・痴行)であり、それを食らい人々の苦痛を取り除くとされています。これが孔雀明王の特徴です。

そして、私が仏教の世界に興味を持ったきっかけが「孔雀明王」の漫画でした。

呪文や法具などを実物を見た時には、漫画と現実がリンクして驚きでした。

興味がありましたら是非読んでください。漫画などでは仏教関係のスパイスを利かせたものが織り込まれている場合が以外にも多いです。