このブログコーナーでは個人的に素晴らしいと思った京都・滋賀・奈良のステキな神社仏閣を紹介していきます。
「三井寺」と一般的に呼ばれていますが、園城寺(おんじょうじ)が正式な名称です。
ではなぜ三井寺と呼ばれるようになったのか?
歴史を「大化の改新」や「壬申の乱」まで戻りましょう。
この頃は滋賀県大津に都がありました。
天智天皇(中大兄皇子)⇒天武天皇(大海人皇子であり天智天皇の弟)⇒持統天皇(天武天皇の妻であり天智天皇の娘)
この三人の天皇がこの寺の井戸の水で産湯を浸かったことから「御井の寺」から「三井寺」と呼ばれるようになったそうです。
この三井寺にはお宝がいっぱいありますが、その一部を紹介します。
梵鐘(弁慶引摺鐘)ー
比叡山延暦寺と仲が悪く争いが起きてました。この頃、比叡山には「弁慶」がおり
三井寺の梵鐘を引き摺りながら延暦寺まで持っていったとされています。
その梵鐘には表面に引き摺った傷が今でも残っています。
黄不動ー秘仏
三大不動(青・赤・黄)の一つです
因みに、青不動(青蓮院)・赤不動(高野山)・黄不動(三井寺)となります
中々、本物を拝見出来ませんよ
木造の黄不動像ー絶対秘仏
とにかく歴史があり天皇ゆかりの寺であることから観るところが多く
時間をかけて拝観して下さい。
駐車場はたっぷりと有ります。
近くに蔵を改装した美味しい蕎麦屋さんもありますよ。