仏像をみたけりゃ奈良へ行け。庭をみたけりゃ京都へ行け!
と言われるように京都のお寺の庭はまことに素晴らしい。
その代表格には嵐山にある「天龍寺」禅宗のお寺であり、
室町時代の「夢窓疎石(国師)」がそのお庭を作庭されました。
曹源池(そうげんち)を中心とした池泉回遊式庭園と言われています。
簡単に言えば曹源池と言う池の周りを歩き見て楽しむお庭である。
ゆえに、大きくなり広大な土地が必要となります。
そして方丈から眺めると庭園の向こうに嵐山があり、お庭がどこまでも続くかの如く広がりを感じます。
これを「借景」と言い、背景にある嵐山を庭の一部として取り入れる手法です。
この作庭の手法は、京都の三方が山に囲われている事から
いろんなお庭に用いられています。
実際に見て感じて下さい。