ブログコーナーでは個人的に素晴らしいと思った京都のステキな神社仏閣を紹介していきます。

曼殊院門跡と32GT-R

曼殊院門跡と32GT-R

この曼殊院門跡も前回の三千院門跡と同じ門跡寺院です。そして「宮門跡」になります。
起源は「最澄」さまが比叡山西塔に「東尾坊」を草創したところから始まったとされています。
それから「宮門跡」とは、宮家の親王様が寺院の門主(最高責任者)を務めた事からきています。

曼殊院で見て欲しいのが「黄不動」さまで国宝に指定されています。
黄不動」さまは三不動尊のひとつで、青蓮院「青不動」と高野山「赤不動」と共に近畿三十六不動尊の中心的な不動尊であります。

曼殊院門跡

曼殊院門跡

次に、枯山水の庭園もとても素敵ですよ。私の大好きな江戸時代初期の作庭家の「小堀遠州」作となってます。
テレビドラマや京都の紹介番組にも使われていることがあります。

ここで少し怖いお話を・・・
この曼殊院にはある掛け軸が供養をするために持ち込まれています。
それは「幽霊」を描いた掛け軸であります。
明るい間はさほど怖さを感じませんが、暗くなったら「ぞ~!」とするでしょうね。
(注)絶対に興味半分で写真は取らないことですよ!以前、写真を撮った人がいたらしく、それからは不幸に見舞われたそうですよ。

さてこの曼殊院は「北野天満宮」ととても関係が深く、代々曼殊院の門主が北野天満宮の別当(最高責任者)を兼務することになっていました。(947~明治頃まで)
それは曼殊院の住持が足算国師の時に北野天満宮が造営され、国師が「菅原」氏の出身だったことから勅命により始まったとされています。
知っての通り北野天満宮は「菅原道真公」をおまつりしている神社ですから。
そして「学問」の神様で有名ですね!
今頃は受験生で長蛇の列ができるほど賑わっていることでしょう。

曼殊院門跡の場所は、左京区一条寺にあります。付近には、一乗寺・修学院離宮・赤山禅院・詩仙堂があります。
またそれぞれが個性的な寺院であり、健脚の人なら歩いて回れますよ。
地理的な方位は、御所と比叡山の線上にあり、御所から鬼門の方角にあたります。

駐車場は寺院の横にあります。15台くらいは置けると思います。

後、「宮本武蔵」でも有名ですね。
ざっと400年前に「吉岡一門」との決闘はここ「一条寺下り松」とされています。
決闘に勝った「武蔵」は身の危険を感じ、東寺の「観智院」に隠れていました。
その時に武蔵が襖に絵を描いたのが今も残っています。
こちらも東寺に行った際には拝観されると良いとおもいます。

曼殊院門跡

曼殊院門跡

曼殊院門跡

曼殊院門跡